階段昇降機の選定基準

階段昇降機についてここ数年でかなりの方がその存在をご存じだという事を感じています。
ただ、知ってはいてもいざ階段昇降機が必要になった時に、明確な選択基準など分からない方が殆どだと思います。

今回はあなたに私が考えている、「階段昇降機を選択する際の基準」についてお伝えして行きたいと思います。
ただ、ここからは少しディープなお話になるので、興味が無い方はもっと楽しい記事を読んだ方が良いかと思います。

選択基準その1　階段昇降機は二の次

先ず機器そのものは選択基準からすると、あまり重要ではないです。
もちろん直ぐに故障したり本来の機能を果たさなかったり（この場合、上の階まで行けなかったり）する事はそもそも論外です。

何が言いたいかと言うと、機器本体以外の要素が非常に重要だという事です。
あなたがこれから手に入れようとしているものは、日々あなたの生活を助ける或いはより良くしてくれるものです。決して安い買い物でもありません。

昨今、品質が明らかに悪いものは、世の中に受け入れられる時代ではありません。
ただ、器械である限りは使って行く上で何らかのトラブルが発生することは避けられません。
問題はその時にその機器をあなたに販売してくれた会社が、どのような対応をするかです。

また、その会社が製造元から仕入れている場合、製造メーカーがどのような考え方で製品を提供しているかが問われます。

確かにそれぞれの機器で特徴もあり、仕様も違っていますがそれ程大きな差は無いのが実際のところです。最も大きく差が出るのは、何かが起こった時なのです。

ですので選択基準その1には、先ずは提供している会社を見極める事を提案します。
これは何も1年365日いつでも即座に対応する……などという事ではありません。

機器を提供したものとして、使用するユーザーの目線に立って対応する姿勢が有るか無いかという事です。

この１の基準を満たしているかどうかどのように判断するのか？
それはある事を意識してその会社の方と話していれば分かります。

一体何でしょうか？
これはいたってシンプルですが、言われてみればそーだなーと納得する事です。

それはあなたに対する質問です。

これは仮にあなたがもの凄く説明する事が上手で、階段昇降機を設置するための要望を全て説明し尽くした……としても関係ありません。

何故ならあなたはたぶん初めて階段昇降機を手に入れようとしていると思います。
そうであれば階段昇降機のプロであれば、そこからが彼のプロとしての腕の見せ所だと思います。

先ずはあなたの要望を全て聞いてから、その一つ一つをもう一度彼の目線で確認する事になると思います。そしてその後に彼の経験からそしてあなたのお家の階段の条件とあなたの身体状況、更には家族構成や生活の仕方などなど多くの質問をして自分が貴方に提案出来る最善の仕様を提案するでしょう。

場合によっては階段昇降機を提案しないケースもあるかも知れません。
ここまでのような担当の方でしたら、大方任せて良いのではと思います。

少し長くなってしまいましたが、先ずは何を基準に階段昇降機を選べば良いか？　の、とっかかりをお伝えしました。